モンテ・クリスト伯4 [名作古典]

タイトル     モンテ・クリスト伯 4
作者     アレクサンドル デュマ


(あらすじとデータ)


検事総長の、薬学オタクな嫁さんや、
美貌の詐欺師カヴァルカンティ登場で、
いよいよ復讐のための下ごしらえができてゆくなか、
復讐相手の娘と、恩人の息子は、
ダンテスの知らぬ間に深く愛しあっていたのだった。


(私はこう読んだ)

そういえば、基本、モンクリは恋愛小説なのでした。
中弛みの4冊目。
私、本当に苦手なんだわ、恋愛モノとかロマンス小説は。
若者たちの恋バナは、正直、かなり退屈でした。
復讐の話は面白いだけに、読みあしガタ落ち。
テンションも、やや下がり。


モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)

モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)

  • 作者: アレクサンドル デュマ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1956/07/05
  • メディア: 文庫



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モンテ・クリスト伯3 [名作古典]

タイトル     モンテ・クリスト伯3
作者     アレクサンドル デュマ


(あらすじとデータ)

ローマの謝肉祭。
ついに、元婚約者メルセデスの息子アルベールに、
ツテをもったモンテ・クリスト伯。
復讐のために、パリの都にお国入り。


(私はこう読んだ)

いやあ、エロいな、モンクリ。
他人の下心を見透かしては、ニヤリ。
ニヤリのニヤリっぷりが、エロいっすよ。

アルベール周辺の御曹子集団が可愛らしい3巻目。
本編よりも、むしろスピンオフのエピソードが多くって、
新聞小説らしさ満載なのでした。

屋根裏から殺人事件をのぞき見する話なんか、
ちょっと歌舞伎っぽいし。
大衆ウケって、要するに、こういうことだよなあ、と
とっても納得したりして。


モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)

モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)

  • 作者: アレクサンドル デュマ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1956/03/05
  • メディア: 文庫



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モンテ・クリスト伯2 [名作古典]

タイトル     モンテ・クリスト伯2
作者      アレクサンドル デュマ


(あらすじとデータ)

獄中で、いっぱしの紳士になるだけの教養を身につけ、
財宝を手に入れたダンテス。
桁違いの魅力を備えた彼は、モンテクリスト伯爵を名乗り、
いざ、復讐に。


(私はこう読んだ)

そろそろツッコミ入れてもいいかな、と思ってしまう、
ケッタイな展開です。
復讐に手間隙かけるのは、ともかく。
どうして、お世話になった人にも、
持って回った御礼をするんだろ。

それにしても、
久々の岩波文庫なのに、
こんなに柔らかい本を読んじゃっていいんだろうか、
というくらい、モンクリ、普通に面白いです。


モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)

モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)

  • 作者: アレクサンドル デュマ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1956/02/25
  • メディア: 文庫



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モンテ・クリスト伯 [名作古典]

タイトル     モンテ・クリスト伯1
作者      アレクサンドル デュマ


(あらすじとデータ)

純粋無垢なる青年ダンテスは、許婚式の日に逮捕された。
ナポレオンの脱出(百日政府)に関わったとの濡れ衣をきせられたのだ。
絶海の孤島シャトー・ディフの牢獄に繋がれ、
絶望のなかで、ダンテスは、脱獄を企てる老人に出会う。


(私はこう読んだ)

あのう、ダンテス君、
ファリア司祭とイチャイチャしすぎじゃないですか?
ヒロインのメルセデスより誉め言葉が多くて、熱烈です。
正直、戸惑いました。
暗牢で、何年も風呂に入らない、髭ぼうぼうの男二人が、
そんなにイチャイチャしてるのか・・・
と思うと、ちょっと臭いです(笑)

もっとも、ファリアはちょっと素敵なキャラクターです。
変な病気もステキ。
いろいろステキ。

そして、邦題の「岩窟王」は名訳だなあ、と実感しました。


モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)

モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)

  • 作者: アレクサンドル デュマ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1956/02/05
  • メディア: 文庫



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ポオ小説全集Ⅱ [名作古典]

タイトル    ポオ小説全集Ⅱ
作者     E・A・ポオ


(あらすじとデータ)

・ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語…密航した船が遭難する
・沈黙…散文詩
・ジューリアス・ロドマンの日記…ロッキー山脈横断
・群集の人…雑踏を歩き続ける
・煙に巻く…決闘に関する書物
・チビのフランス人は、なぜ手に吊繃帯をしているのか…思い違いの三角関係


(あらすじとデータ)

ゴードン・ピムが想定外に面白かったです。
奨められて読んだのですが、
冒険へのロマンチシズムが、まさにツボ。
赤道と南極がごっちゃになってるうえ、
間欠にドピューな感じで、
なんかスゴイ。
大雑把だけど、すごくステキで、ドキドキします。
船底に閉じ込められるシーンが延々と描かれるのも特徴ですが、
そこはそれ、生き埋め大好きポオおじさんは、さすがに上手くて、
読みごたえありました。
細かいことを言わないで、この勢いとノリを楽しむ作品です。

そして我が愛する「群集の人」も収録。
なんだか昔から、異常に好きな作品です。
読み返しても、やっぱり好き。
こういう怖さを書けるセンスは、ポオの詩人らしさかも知れません。

それにしても、ポオはやっぱり全体的に可愛いです。
書いてることは陰惨でも、
なんとなく可愛いって、これ、なんなんでしょうね。
作者のウキウキしてる感じなのかもしれないなあ、って
私は思ってはいるんですが。


ポオ小説全集 2 (創元推理文庫 522-2)

ポオ小説全集 2 (創元推理文庫 522-2)

  • 作者: エドガー・アラン・ポオ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1974/06
  • メディア: 文庫



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