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皇帝の魔剣 [歴史(海外)]

タイトル    皇帝の魔剣
作者     ぺトラ・エルカー


(あらすじとデータ)

ドイツの歴史作家たちが、連作で綴った歴史絵巻。

呪いを帯びている、カール大帝の短剣が、
時代をこえて、人々の心を惑わす。

各章の作者とタイトルは「つづきを読む」で。


(私はこう読んだ)

地味に面白かったです。
地味にテンション上がるし。

一本の剣をめぐるエピソードで歴史をたどるという筋立ては、
森村誠一の人間の剣シリーズを連想しましたが、
本書のほうが、より歴史小説っぽい仕立てで、
しかも各章を別々の作家が受け持つスタイルは、
SFの年代記物なんかで見かける形態だけど、
歴史ミステリーとしては始めて読みました。

一本一本それぞれに味わいが違うので、
読みでがあって、お得感があります。
そもそもドイツ史なんて、どのエピソードも
初めて知ることばかりで、新鮮だったりもして。


皇帝の魔剣

皇帝の魔剣

  • 作者: ぺトラ・エルカー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2004/01/31
  • メディア: 文庫


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知れば知るほど面白い古代韓国の歴史と英雄 [歴史(海外)]

タイトル    知れば知るほど面白い古代韓国の歴史と英雄
作者     康 熙奉


(あらすじとデータ)

入門書的な朝鮮歴史読み物。
古代から李王朝前までをザックリと。


(私はこう読んだ)

韓流ドラマファンに向けて書かれているので、逆に分かりにくい部分もありましたし、
若干の疑問もありましたが、
おおむね面白く、知識の整理整頓できました。
とくに時代別の地図が有り難い。
今後活用します。


知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄 (じっぴコンパクト新書)

知れば知るほど面白い 古代韓国の歴史と英雄 (じっぴコンパクト新書)

  • 作者: 康 熙奉
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/10/13
  • メディア: 新書



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アカシアの樹の下で  太陽王ラムセス5 [歴史(海外)]

タイトル    アカシアの樹の下で
作者     クリスチャン ジャック

(あらすじとデータ)

ついにヒッタイトとの和平を結んだラムセスだったが、
その鎹として、ヒッタイト皇帝の娘を第一王妃に迎えるよう要請を受けて
戸惑う。
エジプトの第一王妃とはファラオと供にエジプトを治める者であり、
エジプトを治めるということは、エジプトの神秘世界を司ることと
同義語だからだ。

ネフェルタリ亡き後、第一王妃となっていたイリスは、
自分の存在がヒッタイトとの平和に水を差しているのではないかと悩む。

そして、
政権で敗れたヒッタイト皇帝の甥ウルヒテシュプはラムセスへの殺意を抱き続け、
殺された魔術師の弟は復讐に燃えていた。

平和を目前にした最後のゆらぎ。
無敵のラムセスにも老いはやってくる。


太陽の王シリーズ最終巻。


(私はこう読んだ)

エジプト史の中でも屈指の有名人ラムセス二世ですが、
神殿をいっぱい作った王様ぐらいにしか知らなかったので、
大変面白かったです。

普通に普通の小説で「神話」をやっているので、
戦いのシーンとかが、たまに凄く派手なことになってて
嬉しくなります。

エジプトの宗教観が分かりやすいのも有難いところ。
日本も同じ多神教文化ながら、
エジプトの神様世界はマアトと呼ばれる哲学的戒律のうえに
成り立っているので、より厳格な印象。
その性格はずいぶんと違うように思われます。
そして、そのエジプト独自の世界観が、やはり本書の読みどころ。

なにしろ、
エジプト万歳。
ファラオ万歳。
の姿勢が徹底しています。
古代エジプトがヨーロッパ文化において
一種のユートピア的な位置づけにあったことを
否応なく思い出させるほど。
いっそ気持ちが良いです。

また、エジプト的な神の世界観を、そのまま神秘的なものとして
描いたのに対して、
十戒で有名なモーゼが起こしたとされる奇跡については
真っ向から否定。
「科学的」に読み解いているのも特徴的で、
興味深く読みました。

それぞれが自分の本質を生きることが、
エジプトの豊饒であるのであって、
モーゼが救世主であることを認めちゃったラムセスの葛藤は
ハッキリ言って、萌えです。

でも、私はアメニが可愛くて好きだなあ。
ラムセスの学友で、ずっとファラオに仕えるんだけど、
チビで、ヤセの大食らいで、愚痴っぽいけど有能な書記なの。

そう、この物語のもう一つの読みどころは、
ステキに分かりやすい人間関係です。
特に、親友たちが良いんですよねえ。


とにかく派手で力強い作品です。
読むとエジプトに行きたくなります。



太陽の王ラムセス〈5〉アカシアの樹の下で (角川文庫)

太陽の王ラムセス〈5〉アカシアの樹の下で (角川文庫)

  • 作者: クリスチャン ジャック
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 文庫



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アブ・シンベルの王妃 太陽王ラムセス4 [歴史(海外)]

タイトル    アブ・シンベルの王妃
作者     クリスチャン ジャック

(あらすじとデータ)

カデシュの戦いをラムセスの力で奇跡的に勝利したエジプトでは、
ラムセスの名は偉大なファラオとして認識されるようになった。

しかし、カデシュの砦が落ちたわけではない。
強国ヒッタイトはエジプト侵略を諦めず、
新たな謀略をめぐらせる。

一方、ヘブライ人の救世主として目覚めたモーゼは、
かつての親友であるラムセスに衝突することに・・・

ラムセスは闇の力に対抗するため、
また、同士にして最愛の妻・王妃ネフェルタリのために
光の力を生み出す大神殿を建設するのだった。


太陽の王シリーズ4冊目。


(私はこう読んだ)

感想は最終巻でまとめて書きます。



太陽の王ラムセス〈4〉アブ・シンベルの王妃 (角川文庫)

太陽の王ラムセス〈4〉アブ・シンベルの王妃 (角川文庫)

  • 作者: クリスチャン ジャック
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 文庫



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カデシュの戦い 太陽王ラムセス3 [歴史(海外)]

タイトル    カデシュの戦い
作者     クリスチャン ジャック

(あらすじとデータ)

執念深い魔術師は、
王妃ネフェルタリを呪い殺そうと企て、
ラムセスの命を狙い、王位をうかがう兄は、
ラムセスの友を次々と誘惑し、王の力を殺ごうとする。

熾烈を極める諜報戦のすえ、
ついに強国ヒッタイトとの戦争が始まった。


太陽の王シリーズ3冊目。


(私はこう読んだ)

感想は最終巻でまとめて書きます。



太陽の王ラムセス〈3〉カデシュの戦い (角川文庫)

太陽の王ラムセス〈3〉カデシュの戦い (角川文庫)

  • 作者: クリスチャン ジャック
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫



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