皇帝の魔剣 [歴史(海外)]
タイトル 皇帝の魔剣
作者 ぺトラ・エルカー
(あらすじとデータ)
ドイツの歴史作家たちが、連作で綴った歴史絵巻。
呪いを帯びている、カール大帝の短剣が、
時代をこえて、人々の心を惑わす。
各章の作者とタイトルは「つづきを読む」で。
(私はこう読んだ)
地味に面白かったです。
地味にテンション上がるし。
一本の剣をめぐるエピソードで歴史をたどるという筋立ては、
森村誠一の人間の剣シリーズを連想しましたが、
本書のほうが、より歴史小説っぽい仕立てで、
しかも各章を別々の作家が受け持つスタイルは、
SFの年代記物なんかで見かける形態だけど、
歴史ミステリーとしては始めて読みました。
一本一本それぞれに味わいが違うので、
読みでがあって、お得感があります。
そもそもドイツ史なんて、どのエピソードも
初めて知ることばかりで、新鮮だったりもして。
・「カール大帝が呪われた短剣を世に送り出し、その見返りとして象を受け取った話」ホルスト・ボゼツキー
・「贖罪司祭の墜落と、短剣が聖遺物に高められなかった話」アネッセ・デブリッヒ
・「信仰を失った十字軍騎士が、偽りの友を刺殺した話」ヴァージニア・ドイル
・「聖堂騎士の血生臭い使命と、皇帝の短剣が大聖堂の運命を決めた話」ローベルト・ゴルディアン
・「偽ヴァルデマール事件、ブランデンブルク辺境伯領での、短剣の七突きの話」ハンス・クナイフル
・「手をインクで汚した大罪人と、活版印刷の真の考案者の話」クリスティーネ・レーマン
・「不滅への夢がこわれ、帝国議会のあるアウグスブルクで短剣が見つかった話」ヨハンネス・レーマン
・「風変わりな嫁入り道具が、湿原の島で不気味な効果を発揮した話」シャルロッテ・リンク
・「不運な家具職人が夢見た城が、じつは砂上楼閣だった話」トーマス・R・P・ミールケ
・「ロシアの誇り、ナポレオンの屈辱、そして、無謀なフェルディナントの話」ジークフリート・オーバーマイヤー
・「恋ゆえに心臓を一突きした皇帝の短剣が、眠りについた場所の話」ペトラ・エルカー
作者 ぺトラ・エルカー
(あらすじとデータ)
ドイツの歴史作家たちが、連作で綴った歴史絵巻。
呪いを帯びている、カール大帝の短剣が、
時代をこえて、人々の心を惑わす。
各章の作者とタイトルは「つづきを読む」で。
(私はこう読んだ)
地味に面白かったです。
地味にテンション上がるし。
一本の剣をめぐるエピソードで歴史をたどるという筋立ては、
森村誠一の人間の剣シリーズを連想しましたが、
本書のほうが、より歴史小説っぽい仕立てで、
しかも各章を別々の作家が受け持つスタイルは、
SFの年代記物なんかで見かける形態だけど、
歴史ミステリーとしては始めて読みました。
一本一本それぞれに味わいが違うので、
読みでがあって、お得感があります。
そもそもドイツ史なんて、どのエピソードも
初めて知ることばかりで、新鮮だったりもして。
・「カール大帝が呪われた短剣を世に送り出し、その見返りとして象を受け取った話」ホルスト・ボゼツキー
・「贖罪司祭の墜落と、短剣が聖遺物に高められなかった話」アネッセ・デブリッヒ
・「信仰を失った十字軍騎士が、偽りの友を刺殺した話」ヴァージニア・ドイル
・「聖堂騎士の血生臭い使命と、皇帝の短剣が大聖堂の運命を決めた話」ローベルト・ゴルディアン
・「偽ヴァルデマール事件、ブランデンブルク辺境伯領での、短剣の七突きの話」ハンス・クナイフル
・「手をインクで汚した大罪人と、活版印刷の真の考案者の話」クリスティーネ・レーマン
・「不滅への夢がこわれ、帝国議会のあるアウグスブルクで短剣が見つかった話」ヨハンネス・レーマン
・「風変わりな嫁入り道具が、湿原の島で不気味な効果を発揮した話」シャルロッテ・リンク
・「不運な家具職人が夢見た城が、じつは砂上楼閣だった話」トーマス・R・P・ミールケ
・「ロシアの誇り、ナポレオンの屈辱、そして、無謀なフェルディナントの話」ジークフリート・オーバーマイヤー
・「恋ゆえに心臓を一突きした皇帝の短剣が、眠りについた場所の話」ペトラ・エルカー