墨痕 [歴史/チャンバラ(日本)]
タイトル 墨痕
作者 上田 秀人
(あらすじとデータ)
比叡山で覚蝉と英才を競った深園が登場。
倒幕のため家斉暗殺を目論む。
その舞台は大奥。
奥祐筆シリーズ
(私はこう読んだ)
今回の主役は、生臭坊主覚蝉。
これだけ引っ張っといて、そこか!という、
贅沢な展開に痺れます。
そして、このシリーズのウリである、お役人の意地悪さが、
またしても光る巻でした。
特に、奥右筆を出し抜こうとした大奥が、
表右筆を使ったことによる弊害を、知っていながら、
「さて、どうしますかな、うふふふふ」
「まあ、わたしたちには関係ありませんよ、へへへへへ」
みたいな役人トークが、いかにも今もありそう感にあふれててステキです。
あ、でも、そういう会話は女子トイレとか給湯室なんかでも、
よく見かける展開かも。
古今男女の別なく、組織に生きる真理なんてもんは、
所詮、そんなあたりにあるのかも知れません
作者 上田 秀人
(あらすじとデータ)
比叡山で覚蝉と英才を競った深園が登場。
倒幕のため家斉暗殺を目論む。
その舞台は大奥。
奥祐筆シリーズ
(私はこう読んだ)
今回の主役は、生臭坊主覚蝉。
これだけ引っ張っといて、そこか!という、
贅沢な展開に痺れます。
そして、このシリーズのウリである、お役人の意地悪さが、
またしても光る巻でした。
特に、奥右筆を出し抜こうとした大奥が、
表右筆を使ったことによる弊害を、知っていながら、
「さて、どうしますかな、うふふふふ」
「まあ、わたしたちには関係ありませんよ、へへへへへ」
みたいな役人トークが、いかにも今もありそう感にあふれててステキです。
あ、でも、そういう会話は女子トイレとか給湯室なんかでも、
よく見かける展開かも。
古今男女の別なく、組織に生きる真理なんてもんは、
所詮、そんなあたりにあるのかも知れません