プラチナデータ [探偵ミステリー]

タイトル    プラチナデータ
作者     東野 圭吾


(あらすじとデータ)

登録された遺伝子バンクから犯罪者の遺伝子を検索、
遺伝子プロファイリングするシステムが作られた。
それによって警察の捜査も一変。
昔ながらのやり方に信を置く刑事は面白くない。
ところが、遺伝子検索システムを開発した人物が殺害され…。


(私はこう読んだ)

近未来SF。
なんて懐かしく、心躍る響き。
SFが未来に追い越されて久しいと思われている今こそ、
妄想したいな、近未来。
とは言え、ガッツリSFにしないのも、
昨今のデリカシーかなあ?
なんてことも思うところではあって、
その辺、THE推理小説家東野圭吾はセンスがいいです。
ネタはSFでも、
本質はあくまで推理小説なのは、
だれど、アシモフだってそうだったので、全然アリです。

ただ、また多重人格かあ、とは正直思いました。
分かりやすくて良過ぎるというか、
まあ、過ぎたるはなんとやら、に
感じちゃうだけなのかもしれないけど。
見飽きた感は否めません。
(そんなのばっか読んでる私が悪いのか?)

そうは言っても、落としどころの手堅さは相変わらず。
可愛さと意地悪さのバランスが好きだなあ、って、
感心しちゃいます。

映画化、いいんじゃないでしょうか。
SF部分がどう料理されるかは、ちょっとドキドキしますが。
楽しみです。


プラチナデータ

プラチナデータ

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本



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