アマチャ・ズルチャ [SF]

タイトル    アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記
作者     深堀 骨


(あらすじとデータ)

・バフ熱                       烏賊の洗濯バサミ
・蚯蚓、赤ん坊、あるいは砂糖水の沼     コインロッカーに娘
・隠密行動                     材木スパイ
・若松岩松教授のかくも驚くべき冒険      茸
・飛び小母さん                   飛ぶ大根おろし
・愛の陥穽                     マンホール愛
・トップレス獅子舞考                トップレスで獅子舞
・闇鍋奉行                     きりんのカミサン


(私はこう読んだ)

物語を究極に究極化しようとすると、
やっぱりいわゆるエロか、グロか、ナンセンスに偏っちゃうんだろうなあ、
みたいなことを、つくづく思いました。
なかでも高度なのは、やはりナンセンスなセンス。
センスっていうのは、勉強できないだけに難しいです。

本作はナンセンス世界を描いたSFです。たぶん。

読んだところ、特に新しい感じもないと思うんだけど、
バランスと勢いが良すぎて、
うっかり哲学っぽいなあ、とか騙されてしまいました。
いや、面白いです。

特に、ネーミングセンスが素晴らしい。
寸胴ヒロインのペ子ちゃんは、もちろん、不○家の舌出し看板娘で
読みました。
軽く萌えました。
こんどペコちゃん焼き食べよう的な気分です。


アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

  • 作者: 深堀 骨
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/08/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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