邪神創世記 [SF]

タイトル    邪神創世記
作者     スティーヴ・オルテン


(あらすじとデータ)

人類の命運を握る子供たち、
救世主となるべく生まれた双子と、
それに対抗する邪悪な少女と。

双子は前作「蛇神降臨記」で、世界を救った男の子供。
救世主の子は、また、世界を救わなくてはならない期待と希望を
背負わされて育つ。
かたや、少女は、超能力を持ち、美貌と才能に恵まれながら、
虐待されて育った。

彼らが二十歳になったとき、
地球は滅び、
ノアの箱舟というべき宇宙船は月を目指すのだった。


(私はこう読んだ)

面白いっていったら、面白いんだけど、
つっこみどころ満載すぎて、SFとしてはいかがなものかと思われます。

出版側のアオリをみたら、「伝奇アクション大作」らしいから、
それならこれくらいの大雑把さ加減はアリなんでしょうか?
よくわかりませんが、
結論としては、
面白ければ(なんでも)アリかな、とも思います。

とりあえず、
話の骨格は面白いと思います。
ただ、イメージの借り方にセンスがないっていうか・・・
いや、分かりやすくて良いんだけれども。

個人的には、いろいろ勘違いをした作品で、
まず、
「ホラーかな?」
と思って、手に取ったら、違ってて。
「あっ、しまった。続編だった」と気づいたのが、
100ページくらい読んでしまってから。
道理でイントロダクションのインパクトが薄いと思ったわ、とか
納得した上巻の終わりあたりで、
「あれ・・・これ、前の話も読んでるかも・・・」
と気づいたあげく、
やっぱり前作の「蛇神降臨記」も読んでいることが判明したのが、
すでに下巻に入ってからだったという・・・
ボケボケでしたが、
前作を読んでなくても、あんまり問題ないので、そのへんは良かったです。


邪神創世記〈上〉

邪神創世記〈上〉

  • 作者: スティーヴ オルテン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 文庫



nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

ワイルドサイドうなぎ鬼 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。