うなぎ鬼 [ホラーミステリー]
タイトル うなぎ鬼
作者 高田 侑
(あらすじとデータ)
借金を返せずに、あわやヤクザに殺されようというところを、
怪しい社長に拾われた男。
でかい体に、ノミの心臓を持つ彼は、
それでもがんばって、
借金の集金をしたり、女の子をデリバリーしたり、
お仕事にいそしんでいる。
そんな彼が、ある日頼まれたのは、
「中味を聞いてはいけない」箱を、
うなぎ養殖場に運ぶこと・・・
(私はこう読んだ)
まず、主役をうどちゃんにしたのが、ヨシ!
いや、うどちゃんで読んだのは、私なんだけど。
キャスティングするなら、絶対にうどちゃんだと思うんだけど、
どうだろう?
なんにせよ、
この主人公のキャラが作品を成功させたと言っても
過言ではないと思います。
迷子になって仕事に遅れてるのに、
空腹に負けて、うっかりラーメン屋に入っちゃうような、
欲望に弱いキャラクターが、
こんなにホラーにピッタリだとは・・・
目からウロコです。
本質的には、
「異邦人にはなにもかもが不思議」という話だと思います。
身内意識の高い集団って、
外から見たら、それだけで怖いし、
居心地悪い。
その居心地の悪さを、ずんと掘り下げると、
こういう話になるのかもしれません。
地味なんだけれど、本質的だし、
地味目線な作者が、
エンタメ度をあげるべく、一生懸命に派手なエピソードを
打ち出してくるのが微笑ましいです。
じっとり生臭い倦怠感を描くのは、
相変わらず上手い作者です。
梅雨時に読みたいホラーかな。
私は好きです。
作者 高田 侑
(あらすじとデータ)
借金を返せずに、あわやヤクザに殺されようというところを、
怪しい社長に拾われた男。
でかい体に、ノミの心臓を持つ彼は、
それでもがんばって、
借金の集金をしたり、女の子をデリバリーしたり、
お仕事にいそしんでいる。
そんな彼が、ある日頼まれたのは、
「中味を聞いてはいけない」箱を、
うなぎ養殖場に運ぶこと・・・
(私はこう読んだ)
まず、主役をうどちゃんにしたのが、ヨシ!
いや、うどちゃんで読んだのは、私なんだけど。
キャスティングするなら、絶対にうどちゃんだと思うんだけど、
どうだろう?
なんにせよ、
この主人公のキャラが作品を成功させたと言っても
過言ではないと思います。
迷子になって仕事に遅れてるのに、
空腹に負けて、うっかりラーメン屋に入っちゃうような、
欲望に弱いキャラクターが、
こんなにホラーにピッタリだとは・・・
目からウロコです。
本質的には、
「異邦人にはなにもかもが不思議」という話だと思います。
身内意識の高い集団って、
外から見たら、それだけで怖いし、
居心地悪い。
その居心地の悪さを、ずんと掘り下げると、
こういう話になるのかもしれません。
地味なんだけれど、本質的だし、
地味目線な作者が、
エンタメ度をあげるべく、一生懸命に派手なエピソードを
打ち出してくるのが微笑ましいです。
じっとり生臭い倦怠感を描くのは、
相変わらず上手い作者です。
梅雨時に読みたいホラーかな。
私は好きです。
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