黄金旅風 [歴史/チャンバラ(日本)]

タイトル     黄金旅風
作者      飯嶋和一
出版社     小学館


(あらすじとデータ)

寛永年間長崎。
海外貿易の盛んな土地柄である長崎で、
徳川幕府の推める新しい統治指針を背景に行われる、
新しい南蛮貿易と、キリシタン迫害とに、ゆれている。
そこに生きる男たちのものがたり。


(私はこう読んだ)

まず、
すさまじく読みにくかったです。

誤植かと思うくらい読みにくくて、
なかなか本を開く気になりませんでした。
文章が論理的でないというか。
たぶん、指示語の位置とか、
文章の順番とかに癖があるせいで、
分かりにくいんだと思うんですが。
もし私が本嫌いだったら、
本嫌いに拍車がかかること間違いなし。
読むのに推理力を必要としました。
これだけ読みにくい小説も珍しいと思います。

でも、だからと言って、話が面白くないわけではなく。
むしろ壮大でロマンあふれる物語なので、
「シドニイ・シェルダンの超訳みたいに
誰か意訳してくれないかなあ・・・」
と、ぼやきながらも読み止められず。

この作者の作品は
以前「始祖鳥記」を読んだことがあって、
そのときは、全然、読みにくいと思わなかったんだけれど。
不思議。
「始祖鳥記」も男のロマンの話で面白かったので、
個人的には嫌いな作者じゃないと思うんだけど。
今回は呼吸が合わなかったみたいです。

面白かったんだけどなあ、お話は。


黄金旅風 (小学館文庫)

黄金旅風 (小学館文庫)

  • 作者: 飯嶋 和一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: 文庫



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