リチャード三世「殺人」事件 [海外ミステリー]

タイトル    リチャード三世「殺人」事件
作者     エリザベス・ピーターズ
出版社    扶桑社


(あらすじとデータ)

英国史上の極悪人と呼ばれるリチャード三世。
しかし、マニアの間で、リチャード三世は悪事を働いていない、という
新資料が発見されたと大はしゃぎ。

リチャード三世当時のコスプレパーティをして、
大々的に発表しようとしたのだが、
リチャード三世が殺したとされる役柄のコスプレイヤーが
次々と襲われてしまう。
しかも、彼らは歴史上の人物が殺害された時のことを
思わせる演出を加えられていた。

名作「時の娘」オマージュ作品だそうです。


(私はこう読んだ)

いい年をした大人がコスプレパーティか、
すごいな、イギリス・・と
読んだ最初はちょっとびっくりしたんですが、
よく考えたら、
日本でも新撰組のハッピ着て練り歩いてる人、いるものねえ。
納得しました。

そういうオタクの人たちは、
基本的にいつも楽しそう。
っていうか、絶対楽しくなくっちゃウソだと思う。
そのウキウキ感は作品にもあって、
満足しました。

ミステリーとしては、
イギリスっぽく、品があって、シブめだと思います。

歴史モノとしては・・・
どうなんだろう。
あんまりピンとこなかったんですが。

「時の娘」は、
子供の時に読んで、すごくドキドキした記憶があり、
土台としては好印象な位置からスタートした本作。
「時の娘」とは着地も方向も全然違う作品ながら、
読後感はこちらのほうが、可愛らしいお話だったと思います。





nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

ホログラム街の女黄金旅風 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。