風の中のマリア [動物モノ]
タイトル 風の中のマリア
作者 百田尚樹
(あらすじとデータ)
オオスズメバチの働き蜂の生涯
(私はこう読んだ)
虫小説には「蟻」という傑作がありますが、
それに匹敵する面白さです。
皮膚感覚としてはベルナール・ウェルベル「蟻」のほうが
(それも改訂版じゃないやつのほうが)衝撃的でしたが、
観念的には、こちらもなかなか。
個人的な気分としては、
もうちょいファンタジーでも良いかなあ?
という感じもしますが、
年配者にはこういう擬人化のほうが取っ付きやすいのかな?
とも。
蜂がいきなり「わたしたちのゲノムはね…」と語りだしたのには、
ビックリしたけど、劇的にわかりやすいから良し!
いろいろ分かりやすくて良いと思うのですよ。
特に新しい情報が書かれているわけではないけど、
よくまとまっているうえ、ちゃんと小説になっているので、
むしろ、小学高学年~中学生くらいで読んだら、
面白い気がします。
作者 百田尚樹
(あらすじとデータ)
オオスズメバチの働き蜂の生涯
(私はこう読んだ)
虫小説には「蟻」という傑作がありますが、
それに匹敵する面白さです。
皮膚感覚としてはベルナール・ウェルベル「蟻」のほうが
(それも改訂版じゃないやつのほうが)衝撃的でしたが、
観念的には、こちらもなかなか。
個人的な気分としては、
もうちょいファンタジーでも良いかなあ?
という感じもしますが、
年配者にはこういう擬人化のほうが取っ付きやすいのかな?
とも。
蜂がいきなり「わたしたちのゲノムはね…」と語りだしたのには、
ビックリしたけど、劇的にわかりやすいから良し!
いろいろ分かりやすくて良いと思うのですよ。
特に新しい情報が書かれているわけではないけど、
よくまとまっているうえ、ちゃんと小説になっているので、
むしろ、小学高学年~中学生くらいで読んだら、
面白い気がします。
猫鳴り [動物モノ]
タイトル 猫鳴り
作者 沼田 まほかる
(あらすじとデータ)
猫をめぐる人たちの物語。
もしくは、人間社会に生きる猫たちの猫生。
(私はこう読んだ)
この本を知人から借りた時は、
正直「しまった」と思ったくらい、
実は、苦手な作家でして。
例によって、
心の機敏がひねくれたというか、
めんどくさい人たちの話なので、
言ってることは分からなくもないけど、
屈折のしかたにイマイチ共感できないなあ…、
思いつつ読んでいたら、
途中から猫の観察日記様になって、
そうなると不快感より、文の上手さが浮かび上がって、
こういうのも全然アリだな、って
納得させられちゃったから、不思議です。
これで借りた知人に「面白かったよ」って言えるー、とホッとした次第。
よかった、よかった。
おかげで私も少しは平積み作品も読めるようになったかな。
作者 沼田 まほかる
(あらすじとデータ)
猫をめぐる人たちの物語。
もしくは、人間社会に生きる猫たちの猫生。
(私はこう読んだ)
この本を知人から借りた時は、
正直「しまった」と思ったくらい、
実は、苦手な作家でして。
例によって、
心の機敏がひねくれたというか、
めんどくさい人たちの話なので、
言ってることは分からなくもないけど、
屈折のしかたにイマイチ共感できないなあ…、
思いつつ読んでいたら、
途中から猫の観察日記様になって、
そうなると不快感より、文の上手さが浮かび上がって、
こういうのも全然アリだな、って
納得させられちゃったから、不思議です。
これで借りた知人に「面白かったよ」って言えるー、とホッとした次第。
よかった、よかった。
おかげで私も少しは平積み作品も読めるようになったかな。