レ・ミゼラブル 1 [名作古典]

タイトル    レ・ミゼラブル  1
作者     ユゴー


(あらすじとデータ)

幸福の人、ビヤンヴニュ司祭が導いたのは、
不満の人ジャン・バルジャンであった。
名を変えて成功したバルジャンは、社会貢献にいそしむ。
が、かつての自分犯罪を負って、
無実の者が終身刑にされようとしていることを知り、悩む。
彼には、純情ゆえに身を持ち崩した女との、
約束があったのである。


(私はこう読んだ)

先日、モンクリを読み終えたばかりのアタマで、
映画「レ・ミゼラブル」を観たのですよ。
オープニングのトゥーロンの場面で、いきなりガツンとやられちまった。
1815年。
そう、レミゼの物語の始まりは、
モンクリの物語の始まりと同じ年だということに、
気づいてしまったのでした。
これは、鉄は熱いうちに打つ的に、いっちょ読むべきだな、と。
思ったまでは良かったが。
聞きしに勝る、読みにくさ。
いや、面白いんだけど、感情移入した途端にウンチクられたりするから、ノ
リと一緒に集中力も断ち切られちゃうんだな。
デレクターズカット版しか本屋に並んでないわけだ。

そして、もひとつ意外だったのは、ユゴー先生、案外エロいね。
なんすか、コゼットのとーちゃんのキャラクターは。
小才のあるハゲた小男で、
女どもを捨てて、田舎に帰ってゆく老学生、って設定なのよ。
これにメロメロになるファンティーヌの趣味が分からん。
が、分からんあたりが、なんかエロい感じがして、
うっかりウヒャヒャと笑っちゃいました。
ダメな男に惚れるのが、好い女ってもんだしね。

読みどころは、なんだかんだ言って「銀の燭台」でしょう。
ずばり、泣けます。
ってか、うっかり泣きました。
ただし、これはダイジェストじゃ
泣けないエピソードかなあ、とは思いました。
司祭の生き様ありき、のエピソードです。
おかげで主人公が登場するまでに何ページかかるんだよ、って
感じにはなってますが。


レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)

レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)

  • 作者: ユゴー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1967/05/12
  • メディア: 文庫



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