子供たちは森に消えた [エッセイ・随筆]

タイトル    子供たちは森に消えた
作者     ロバート・カレン


(あらすじとデータ)

ロシア、黒海の北部に位置するロストフ州の南東あたり。
ドンスコイと、その周辺で起こった残忍な連続殺人。

民警は犯人を追うのだが、
事件のさなか、おりしもソビエト連邦は崩壊。
機能しない組織に手こずり、捜査は難航する。
ついに捕まった、犯人は・・・・。

ノンフィクション。

「チャイルド44」の元ネタ。


(私はこう読んだ)

まず、ソビエト連邦時代の内実、
衝撃的に無能な組織のありように、どビックリ。
「張り込みはどうしたんだ!?」
「してました!(ごはんは食べに出かけたけど)」
みたいなキンチョー感のなさ。

そう、この事件、犯人が凄かったんじゃなくて、
取り締まる側が無能過ぎた・・・という話なんです。
いろいろツッコミどころ満載で、
フィクションだったら赦されないヌケヌケな展開。
いやあ、面白いっす、ノンフィクション。
事実は小説より・・・ってホントだわ、たぶん。
というわけで、読書が楽しくなると、
社会生活も相乗効果で楽しくなるってもんです。


子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: ロバート カレン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 文庫



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