線の波紋 [探偵ミステリー]
タイトル 線の波紋
作者 長岡弘樹
(あらすじとデータ)
短編連作形式のミステリー。
談合・・・・誘拐された幼女の母親。いたずら電話
追悼・・・・殺された男の友人。横領を見つかって
波紋・・・・誘拐犯を追う女刑事。その恋した相手
再現・・・・誘拐&殺人の真相。オタクのお母さん
エピローグ・・・・殺された男が笑っていた理由
(私はこう読んだ)
ズバリ、素晴らしいです。
ミステリーとしての目新しさはないものの、
構成が上手いので、読後の充足感はなかなかのもの。
こういう情報の切り捨てかたの上手な
小説は好きなんです。
ずいぶんと繊細なタッチなので、
書き手は女性かと勘違いしたほどの、細やかさ。
テーマは「疑心暗鬼と優しい嘘」といったところなんだけど、
その切り口が、また、意地悪なんだな。
犯人はゲンミツにキモチ悪いし。
それでいて、平成的な生温さもあって、バランスがいい。
地味だけど、傑作だと思いました。
あ。
そういえば、
「ごはんが二人前必要」な意味は最後まで分からなかったんですが、
それってヤラれた?
それとも、
少食な人と幼児の食事なら二人前は必要ないと解釈したのが、
不正解
とはいえ、もういっぺん読み直す気はなく。
作者 長岡弘樹
(あらすじとデータ)
短編連作形式のミステリー。
談合・・・・誘拐された幼女の母親。いたずら電話
追悼・・・・殺された男の友人。横領を見つかって
波紋・・・・誘拐犯を追う女刑事。その恋した相手
再現・・・・誘拐&殺人の真相。オタクのお母さん
エピローグ・・・・殺された男が笑っていた理由
(私はこう読んだ)
ズバリ、素晴らしいです。
ミステリーとしての目新しさはないものの、
構成が上手いので、読後の充足感はなかなかのもの。
こういう情報の切り捨てかたの上手な
小説は好きなんです。
ずいぶんと繊細なタッチなので、
書き手は女性かと勘違いしたほどの、細やかさ。
テーマは「疑心暗鬼と優しい嘘」といったところなんだけど、
その切り口が、また、意地悪なんだな。
犯人はゲンミツにキモチ悪いし。
それでいて、平成的な生温さもあって、バランスがいい。
地味だけど、傑作だと思いました。
あ。
そういえば、
「ごはんが二人前必要」な意味は最後まで分からなかったんですが、
それってヤラれた?
それとも、
少食な人と幼児の食事なら二人前は必要ないと解釈したのが、
不正解
とはいえ、もういっぺん読み直す気はなく。