地底人アナホーリの使者 [SF]

タイトル    地底人アナホーリの使者
作者      フィリップ・カーチス


(あらすじとデータ)

庭に残った不思議なしるし。
消えたタイムカプセル。
それら全ては地底人の仕業だった。

そう、地底王国アナホーリは怒っていた。
地上の人間が石油を使いすぎて、
アナホーリの分を横取りしているからだ。

国王の方針で遣わされた半地底人は半人間、
すなわち子供と接触した。
アナホーリ国王の意志を地上の人間たちに伝えるために!


(私はこう読んだ)

これはもう、かわいい!の一言につきるでしょう。

地底人が反戦思想を持っている設定がミソ。
海藻と石油で文明を発展させた地底人だから、
やろうと思えば地上を乗っ取ることだってできるはず。
なのに、威嚇をするだけで、
意志を通そうとするのは賢いです。
それというのも、成人のために
テストが必要な社会だからかもしれません。
だけど、テストがあったら、
私なんか今だに半人間かもしれないから、
地底人じゃなくて良かったな。


地底人アナホーリの使者 (4年B組SFクラス (2))

地底人アナホーリの使者 (4年B組SFクラス (2))

  • 作者: フィリップ・カーチス
  • 出版社/メーカー: アリス館
  • 発売日: 1984/08/25
  • メディア: 単行本



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