ターゲットナンバー12 [冒険ミステリー]

タイトル    ターゲットナンバー12
作者     マシュー・ライリー


(あらすじとデータ)

政府も国境も関係ない存在、それが大富豪。
世界を動かす存在である。
世界で最も権力を持つ彼らには、
彼らならではの目的、計画があった。

そして、そのためにリストアップした15人の首に
巨額の懸賞金を懸けたのだった。

リストに名前を載せられたピカイチ海兵隊員スコフィールドにも
賞金稼ぎたちによる大掛かりな罠が待ち受けていた。

(案山子)シリーズ3作目。


(私はこう読んだ)

相変わらずと言いましょうか、
派手ならなんでもいい式な大雑把な展開がス・テ・キ。
アクションとアクションの間に、なんとなく繋ぎが入っている感じで、
十割そばならぬ十割アクションという印象。
まじりっけなしの勢いがあります。
凄い、凄い。
凄すぎて笑っちゃったもの。
そのぶん大味だけど、全然オッケー。
楽しかったです。

しかも、処女作「アイスステーション」で
人気サブキャラをさっくり殺して、
恋人と喧嘩した前科のある作家だけあります。
今回もさっくり。
(やるな、とは思ったけど、やっぱり)さーすがーぁ。

シリーズ2作目の停滞感を払拭して、
よりポップに展開します本作。
やり過ぎ感はあるので、感情移入はしにくいけれど、
しっかり動いて見せ場もあるので、
キャラクター物としては分かりやすいですし、
なにより楽しくていいです。
ファンタジーかくあるべし。

堂々バカ本の称号を差し上げたいです。



ターゲット ナンバー12 上 (ランダムハウス講談社文庫)

ターゲット ナンバー12 上 (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: マシュー・ライリー
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2007/06/30
  • メディア: 文庫



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