怪談の悦び [ホラーミステリー]

タイトル    怪談の悦び
編者     H・R・ウェイクフィールド


(あらすじとデータ)

ホラー怪談アンソロジー。

内容は下記「収録作品リスト」で。


(私はこう読んだ)

上品というか、地味というか。
歴史モノとして読むべきなのか。
お文学よりな怪談が多いです。

怖さというのは普遍なのかと思っていたけれど、
結構そうでもないのかも、と思わされた一冊でした。
もしくは、黒く笑えたらいいのかもしれない作品が多く、
より腹黒い私には物足りなく感じただけかもしれません。

「なくした部屋」はちょっと可愛いので好きです。
徹底してリリカルな「ウルヴァーデン塔」も綺麗でいいかな。



怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))

怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))

  • 作者: H・R・ウェイクフィールド
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 文庫



・ダンカスターの十七番ホール/H・R・ウェイクフィールド…変な風がふくゴルフ場
・魔性の夫/エリザベス・ボウエン…昔の男が帰ってくる
・棺桶屋/リチャード・ミドルトン…明日死ぬ人にちらし
・青の無言劇/アーサー・キラ=クーチ…昔の殺人を霊視
・深き淵より/ロジャー・ペイター…尼僧院の異端信仰
・天国/メイ・シンクレア…誰かの天国はあなたの地獄
・ゼリューシャ/M・P・シール…死んだ女と話す
・ウルヴァーデン塔/グラント・アレン…人柱少女
・マダム・ジャンの商売/ヴィンセント・オサリヴァン…伯母殺し
・なくした部屋/フィッツ・ジェイムズ・オブライエン…自分の部屋が魔女の部屋になる話
・羊飼いの息子/リチャード・ミドルトン…死んだ子供最高
・「彼等」/ラドヤード・キップリング…見えない子供
・中国魔術/アルジャノン・ブラックウッド…夢幻の恋人

怪談好きな人々/あとがきに代えて

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