イエスの遺伝子 [SF]

タイトル    イエスの遺伝子
作者     マイクル・コーディ


(あらすじとデータ)

遺伝性による脳の癌に愛娘がかかった。
遺伝子工学のノーベル賞受賞者である父は、
遺伝子を変革することで、娘の疾病を治癒できると考えた。

研究の結果、奇跡と言われてきた分野、
心霊治癒能力のある人間の遺伝子には特徴があり、
その遺伝子の特徴が難病を治しているのだと分かった。
わけても特殊な遺伝子のパーフェクトな形を持つ、ごく稀なその人種。
イエス・キリストがそうであると考えた彼は、
キリストの遺伝子情報を手に入れようと画策する。


(私はこう読んだ)

展開に若干の強引さはあるけれど、
SFとしては、正しく面白いと思いました。
遺伝子工学の可能性を、これだけガッツリ
正面から描いているだけでも面白いし。

それにしても、欧米社会にとっての
イエス・キリストの存在の大きさには、
日本人である自分、驚いてしまいます。
なーんか、不思議さというか。
違和感というか。
それの遺伝子に期待するモノとか。
作家の発想そのものよりも、
それを受け入れる土壌の熱烈ぶりに、
異文化を感じました。

ちょっとバカ本です。



イエスの遺伝子〈上〉 (徳間文庫)

イエスの遺伝子〈上〉 (徳間文庫)

  • 作者: マイクル コーディ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫



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