シドニーの選択 [青春小説]

タイトル    シドニーの選択
作者     マイケル・ド ガズマン


(あらすじとデータ)

7歳のとき、両親が離婚したシドニーは、
もう5年間も
お父さんのいるL.A.と
お母さんのいる
行ったり来たりしている。

小さな体に、頭だけ大きく、
夢想癖のあるシドニーには友だちもいない。
お母さんの再婚相手と、その連れ子もうまくいっていないし、
お父さんは自分のことだけで精一杯。
居場所のないシドニーは、
長距離バスに乗って、旅に出ることにした。


(私はこう読んだ)

人間は生きてるだけじゃ大人になれないんだけど、
自分の親がオトナ機能を備えていないってことを
子供が知っちゃうと、
そりゃあ、ツライよなあ、という物語。
ありふれているけど、ツライよね、っていう。

だからテーマは「自立」です。
児童書としては、良いんじゃないかなあ。

それにしても、
児童書って、ディティールが大事。
そのへんはしっかりしていて、
子供ロードムービーにしたら
面白い気がしました。
改めて米大陸のデカさに驚く意味でも。


ちなみに
これも半ばジャケ買い。



シドニーの選択 (Soenshaグリーンブックス)

シドニーの選択 (Soenshaグリーンブックス)

  • 作者: マイケル・ド ガズマン
  • 出版社/メーカー: 草炎社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本



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