ナイトハンター 3 悪霊たちの舞い [ホラーミステリー]

タイトル    ナイトハンター 3 悪霊たちの舞い
作者     ロバート・フォールコン
出版社    東京創元社


(あらすじとデータ)

海の向こうアメリカでは、
インディアンの精霊たちが
一人の少女に憑依させられていた。
これも黒魔術集団アラクネーの
計画の一部である。

一方、
ブレイディは霊的に導かれて
ペニン山脈の麓の町にやってきた。

そこにいたのは、アラクネーから逃れようとしている
老人と少女。
彼らの手助けをすることになったブレイディだったが、
海を渡って運ばれてきた精霊たちが
目指しているのも、その町だった。


ナイトハンター・シリーズ3冊目


(私はこう読んだ)

本編も面白いんだけど。
このシリーズの、なにが面白いって、解説です。

実は、解説読むのってスキなんです、私。
もっと言うと、帯とか、あらすじとかの
アオリを読むのもスキ。
古い本なんか、特に、時代が感じられて面白いです。

本シリーズは当時コレ系でブイブイいってた作家連が
ウキウキ解説してるのが、
めちゃくちゃ楽しいんです。

それぞれ各巻1冊目から、

・夢枕 獏
・菊池 秀行
・友成 純一
・朝松 建
・竹河 聖
・嶋田 洋一

という、怒涛のラインナップ。

しかも、みんなノリノリ。
好きにスキなことを書いていて、
なんだか、これはこれで良い時代だったんだなあ、と
思ったりもします。

特に
朝松氏の「オカルト文学として読み解くナイトハンター」が
結構ホンキで面白く、
ダイアン・フォーチュンの著作とフォールコンの関係とかを
熱心に語っていて楽しいです。

やっぱり
なんでもそうだけど、
作り手が楽しんでいる本は
それだけで心躍るものなんだと思いました。


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