ホームズ最後の対決 [探偵ミステリー]

タイトル    ホームズ最後の対決
作者     ロバート・リー・ホール


(あらすじとデータ)

78歳のワトスンが書いたとされる、シャーロック・ホームズの未公開事件記録が発見された。

有名なライヘンバッハでのモリアーティとの最後の戦いのあと、
姿を消していたホームズは、
実は、死んではいなかったモリアーティとの対決に向けて準備をしていた。

ホームズの所在をあぶりだすため、親友ワトスンに目をつけたモリアーティと対面するワトスン。
ワトスンはホームズの危機を察し、モリアーティに先駆けてホームズを探そうとするのだが・・・


なんと、ホームズとモリアーティは未来人だった、という
びっくりSFパスティーシュ。


(私はこう読んだ)

名作と呼び名も高い本作。

だけど、「未来人」ってSFなオチはどうなのよ?
と、正直思ってました。

いやいや、素晴らしいです。
ケレン味たっぷりの設定ながら、しっかりそれをこなしていて気にならない。
手放しで面白かったです。

ホームズ、未来人でも良し!

なぜなら、ちゃんとパスティーシュになっているから。
しかも、
ワトスンがいじめられすぎ、
ワトスンが愛されすぎで。
悶絶です。
大悶絶です。

かつ、やりすぎなくらいメロウなラストは、号泣ものです。


絶版で入手困難な状態が続いている作品です。
ぜひとも復刊して欲しいです。


ホームズ最後の対決 (講談社文庫)

ホームズ最後の対決 (講談社文庫)

  • 作者: ホール
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1980/06
  • メディア: 文庫



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