黒い夏 [海外ミステリー]

タイトル    黒い夏
作者     ジャック・ケッチャム
出版社    扶桑社


(あらすじとデータ)

キャンプをしていた女子大生2人を、
遊び気分で撃ち殺してしまった不良少年レイと、
その仲間。

地元警察シリング刑事は、犯人がレイであると確信。
事件から4年経ってからも、
捜査をあきらめていなかった。


(私はこう読んだ)

実在の事件にインスパイアされた作品の多いケッチャムは、
残酷性から目を背けない作家です。
痛いものは、痛そうに。
汚いものは、あくまで汚く。
おおむね読後感も悪いです。

本作は、やりすぎちゃった感もさることながら、
作者がうっかり犯人に対して作中報復をしちゃったところが、
笑えます。
やっぱりケッチャムだって、
悪いヤツには「ざまあみろ」と言いたかったんだなあ、と。

ちょっとスッキリしました。
いや、ケッチャムにスッキリは期待してなかったんですけど。
全面スッキリでもないんですけど。
プチ裏切られちゃいました。


黒い夏 (扶桑社ミステリー)

黒い夏 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: ジャック ケッチャム
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 文庫



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