陰謀病棟 [海外ミステリー]

タイトル    陰謀病棟
作者     クルストフ・シュピール・ベルク
出版社    扶桑社

(あらすじとデータ)

ベルリンの病院に勤務する循環器化医師ホフマン。
夜勤の夜、
以前に担当したことのある患者が、運び込まれる途中で死亡した。
その死に不審を抱くホフマンだったが、
診断書が書き換えられ、
解剖もされず遺体が火葬されていることを知り・・・


(私はこう読んだ)

まず、登場人物が可愛い!

最初はグズグズめんどうなヤツだなあ、と
主人公のことを思っていたのですが、
だんだん可愛らしくなってしまい、
最後にはすっかりファンに。
恋人もエネルギー値が高い女性で、好感が持てるキャラクターだし。
全体的に、チャーミング。
ほっこりした気分になりました。

作家が現役の医者だけに、医療サスペンスとしても楽しいです。
やっぱり、
病院でのグチがリアルで、そのへんも面白いし、
共感できる部分も若干。
私がいた病院の社員食堂もあんまり美味しくなかったなあ、とか(笑)

作中のドイツカルチャーの部分も、
東西統合からずいぶん経つ、
「その後のドイツのありさま」として興味深いです。

バランスの良い、
かなり面白い一冊でした。


陰謀病棟 (扶桑社ミステリー)

陰謀病棟 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: クリストフ・シュピールベルク
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: 文庫



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