始末屋ジャック 凶悪の交錯 [海外ミステリー]

タイトル   始末屋ジャック 凶悪の交錯
作者     ポール・ウィルソン
出版社   扶桑社

(あらすじとデータ)

裏も表も知り尽くす、トラブル解決のエキスパート、ジャック。
今回依頼のトラブルは二件。
新興宗教にハマッた息子を探して欲しいという老婆からのものと、脅迫されている修道女からの、それをやめさせて欲しいというもの。
ふたつの依頼を、同時進行で解決をはかるジャックだったが・・・

アドヴァーサリ・サイクルの「マンハッタンの戦慄」から派生した始末屋ジャックシリーズも8冊目。
どんどん広がる風呂敷に、本国では毎年一冊ペースで出版されているもよう。
最後のピリオドを打つ、その日まで。長生きして欲しい、ポール・ウィルソン。


(私はこう読む)

いっつも、ちゃんとやってるはずなのに、なんか分からないけど、ボタンをかけちがえたみたいに、結局、怖いことになっちゃうジャック・シリーズ。
今回も大騒ぎです(読んでる私が)

だって怖い新興宗教は、怖すぎて、ちょっと反則だと思うんですけどお。
伝統のキリスト教も充分怖いんだけど、今回はやっぱり集団心理の部分も込みで、新興宗教ネタの怖さに軍配。
あんまり書くとネタバレになっちゃうんで、ここでは書きません。
が、
そこでこの人を殺すか?な展開はあいかわらず。
くそう、また鷲掴みされちゃったぜ、と毎度のことながら悶絶しました。

いつもいつも怖いめにあってて、しょうがないんだけど、たまに気の毒になります、始末屋ジャック。
妊娠中の奥さんの按配とかも。
なんか、怖い。
次巻のフリか?と思うと・・・イヤだなあ。

ちなみに、
シリーズ物ですが、一話完結です。
ちょっと続きモノな話題も出ますが、単体でも読めます。


始末屋ジャック 凶悪の交錯 (上) (扶桑社ミステリー)

始末屋ジャック 凶悪の交錯 (上) (扶桑社ミステリー)

  • 作者: F・ポール・ウィルスン
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2009/09/29
  • メディア: 文庫



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