フライジング条約事件 [探偵ミステリー]

タイトル    フライジング条約事件 マイクロフト・ホームズの機密ファイル
作者     クイン・フォーセット


(あらすじとデータ)

イギリスの政府高官であるマイクロフト・ホームズのもとに、
とある秘密結社が、英独間で締結された条約文書を狙っているという
情報が入った。
その秘密条約は、公開されるとヨーロッパ各国の王家が倒され、
平和均衡が崩れてしまう性格を持つ。
マイクロフトは秘書ガスリーに敵の組織に潜入させ、
条約文書を守り、組織の陰謀を阻止しようと図るのだが…。


(私はこう読んだ)

お話そのものはドイル仕立てに近いスパイ物です。
悪くないと思うんだけれど、
ホームズのパスティーシュとしては絡みが弱くて、
個人的には、ちょっとガッカリ。
まあ、パスティーシュだと思わなければ、全然OKなんですけど。
マイクロフト、結構スキなので、思い入れがねえ…。

マイクロフトの秘書である主人公は可愛いので、
読んで損した感じはありません。
いろいろ解決しないまま終わっているので、
ミステリーとしては微妙ですが、
小説としてはアリだと私は思いました。

フライジング条約事件―マイクロフト・ホームズの機密ファイル (光文社文庫)

フライジング条約事件―マイクロフト・ホームズの機密ファイル (光文社文庫)

  • 作者: クイン フォーセット
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/09/06
  • メディア: 文庫



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