流星の絆 [探偵ミステリー]

タイトル    流星の絆
作者     東野 圭吾


(あらすじとデータ)

幼いころ両親を惨殺された三兄妹は、
今は仲良く詐欺を生業にしている。
ところが、
時効を控えて、運命的に犯人を思われる人物に出会い・・・

2008年10月 宮藤官九郎脚本でドラマ化
2009年本屋大賞ノミネート作


(私はこう読んだ)

うまいなあ、というのが第一の感想です。
これはもはや職人の域に達しているんじゃあるまいか。

内容的には普通というか、
取り立てて目立った面白ポイントがあるわけじゃないのだけれど、
とにかく構成が王道に美しいので、
読むのを中断できなくなります。
素晴らしいです。

死ぬときに名作として思い出す小説ではないけれど、
人に薦めやすい一冊で、
実際、私も知人から推薦されて読みました。
読書初心者なら「こんなに厚いのに読みきれた」という
達成感に自信がつくかもしれません。

売れる本って、
そういうもんなんだなあ、と改めて思いました。

ドラマは見ていなかったのですが、
クドカンがこれをどう料理したのか、
ちょっと気になるところです。



流星の絆 (講談社文庫)

流星の絆 (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 文庫



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